以前アラフィフ・アラ還のほとんどが
老後資金について不安に感じている、と言う話をしましたが
覚えていますか?
今回は定年退職後に受給される年金について
いったい何歳から貰うのが最もおトクなのかについて
耳の痛い話を交えて説明していきますね。
目次
ほとんどの人は老後資金が不安
高齢世帯の9割以上が
老後資金に対して不安に感じているんだそうです。
また、金融審議会市場WGの発表では
老後を公的年金のみに頼った場合毎月5万円の赤字が出るため、
不足分を補う準備の必要性を強調していました。
これはあくまでひとつのモデルケースのため
すべての国民の老後資金が不足すると言うことではない
と、一生懸命に弁明していましたよね。
でも、9割以上の高齢世帯が老後資金が不安だと
感じているってことは、ほとんどの高齢者が
ウチも老後資金が足りなくなるかも・・・
って思ってるってことですよね。
つまりこのまま老後を迎えると
かなりヤバいってことです。
定年退職しても働かないといけないのか
老後資金が足りないってことは、
定年後も働いて稼ぐことになるのか?
40年近くも働いてきて、まだ足りないか?
そう考えるとゲンナリしませんか?
正直な話、
定年退職後まで生活のために働きたくないでしょ?
でも現段階でそれなりの貯蓄がないなら
何らかの形でそれを作るしかないわけで。
・・・っていう現状を、あなたは分かっていますか?
60歳で定年退職、その後は十分な年金を貰いながら
毎日を悠々自適に過ごす。
自分の親を見ていて
私はこれが普通の老後だと思っていました。
思っていたし、信じていたし、
そうなるのが当たり前だと思っていましたよ。
だって現役時代には毎月多額の厚生年金や国民年金を
給料から自動的にさっ引かれていましたから。
だから定年退職したら夫婦で南米ペルーに旅行しようとか
現役時代には行けなかった日本中の温泉に行きまくろうとか
毎日趣味に没頭しようとか・・・夢の年金生活。笑
定年退職したらそれが出来る。
だから私は嫌な仕事も続けてこられた
と思っています。
あと10年頑張れば、あと5年頑張れば、あと・・・
そんな思いで定年退職を指折り数えていたのに
年金制度の改革で
気付けば受給年齢は60歳じゃなくて65歳から、と。
定年退職してもすぐに年金が貰えるとは限らない
え、じゃあ定年退職後に年金がもらえるまでの5年間は
どうすればいいの?
退職金でも貯蓄でも、自分の持ってるお金で
65歳までは糊口をしのいで生き延びろ、って。
おいおい!話が違うだろ!
いやいやご心配には及びません。
65歳まで待たなくても、欲しけりゃ60歳から上げますよ、
ただし他の人より早く貰う分、額は下げるけどね、って。
下げるってどのくらい?
まあ最短で60歳から貰いたければ
本来の金額から24%は差し引くけどね。
それが嫌なら65歳まで待ってもらうしかないね。
24%って、それボッタクリじゃね?
いやいや良心的だと思いますよ、
早く貰える制度を作ってあげたんだから、
あなたみたいに「待てない」人のために。
もし、人よりも多く貰いたければ
65歳よりもっと受給年齢を遅らせれば
その分いっぱい上げるけど、待つ?
70歳まで待てば、
普通にもらえる金額の42%増しで上げちゃうんだけどな。
さらに75歳まで待てば84%増しになるよ、待ってみる?
あ、でも75歳まで待つ間に
我慢しきれなくて死んじゃったら1円も貰えないけどね。
だから頑張って長生きしてね、って。
・・・・・
これが日本の年金制度です。
あなたは何歳から年金を貰う?
早く貰いたい人には額を減らして、
多く貰いたい人には貰い始める年齢を遅らせて。
普通より5年早く60歳から貰うためには24%減で
貰うのを70歳まで遅らせれば42%増で
75歳まで遅らせればなんと84%増で。
だったら75歳まで待つのがいちばんトクじゃね?
なんて夢にも思わないでくださいね。
待ってるうちに死んじゃうよ。
あなたが死ななくてもあなたの伴侶が死んじゃうかもよ。
独りぼっちなっちゃったら
年金をいっぱい貰えても楽しく使えないよ。
それでもいいなら
どうぞ75歳までお待ちください。
まあ、実際に何歳から貰うかは
その人の人生観や価値観によるので
何歳が正解かは人によってさまざまです。
でも、何歳から貰うのがもっともおトクなのかは
あなたの人生観や価値観に照らして
事前にちゃんと調べておいたほうが良いですよ。
75歳まで貰うのを遅らせる場合
もしもあなたが
足腰が立たなくなるまでは今までと同じように
暮らしていければいいとお考えなら
75歳までもらうのを待てばいいです。
この場合、75歳までの生活費は自分で何とかする前提です。
そして75歳になったら
他の人よりも84%も多い年金を貰いましょう。
でもその頃にはきっと足腰が立たなくなっていますから
もらう年金はすべて介護施設の支払いに回ることになります。
介護施設ってどのくらいの費用で
入居できるかご存知ですか?
特別養護老人ホームなら月額10万円〜20万円で
介護付有料老人ホームでも15万円〜30万円で入居できます。
特別養護老人ホームは安い分、入居待機者が多く
足腰が立たなくなったからと言ってすぐに入れる保証は
ありません。
その点、介護付き有料老人ホームは高い分入居待ちが少なく
比較的すぐに入れます。
良いんじゃないですか、介護付き有料老人ホームで。
だってそのために年金を貰うタイミングを
頑張って遅らせてきたんでしょ?
終の住み処ですから、待ったぶん贅沢しましょうよ。
逆に60歳になったらすぐに貰い始める場合
でもあなたが私と同じように老後にやりたいことが山ほどあって
足腰立たなくなる前に人生を思いきりエンジョイしたいなら、
年金は1日でも早くもらうべきです。
だって、いつ足腰が立たなくなるか分からないし
もっと言えば、いつ死ぬかも分からないんですから。
忘れていませんか、あなたは爺さんなんですよ。
少しくらいもらえる金額が減らされたっていいじゃないですか。
1日でも早くもらって、晩年人生を満喫しましょうよ。
年金が少ない分は補えばいいんでしょ?
その方法はこれまでも何回も説明していますよね。
在宅で出来て、1日の作業時間は2時間程度、
PC操作が出来てネット環境があれば誰でも出来るって。
それがアドセンスブログを書くことです。
あなたが50年以上生きてきた経験を
ブログに書いていくだけで自然とアクセスが集まり
そのアクセスが収益を生むのがアドセンスです。
何かを売る必要も、何かを紹介する必要もありません。
あなたが書きたくて
あなたが書けることを書くだけ。
あなたの書いた記事に興味を持って
あなたのブログを訪れる人が増えれば増えるほど
収益も安定していきます。
たったそれだけのことで
減らされた年金の受け取り額が補えるなら
やらない理由なんてありませんよね。
今日の結論
年金は何歳からもらうのが最もおトクか。
60歳になったらすぐに貰いはじめる。
そして減らされた分はアドセンスで補う。
あとは1日も早く定年後のセカンドライフを
悠々自適に過ごす。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
編集後記
私の母は特別養護老人ホームに入居しています。
10年ほど前に父が他界し、
もらえる年金は母の分だけになりましたが
特別養護老人ホームの入居費用は
母の年金でなんとかなってます。
つまり母は
私たちには金銭面ではほぼ負担をかけていません。
まあ、母の時代は今とは違い
十分な年金が支払われていたからではありますが。
でも私たちの世代が母のように
介護施設に厄介になる場合には
そう簡単には行きません。
多くの人は
自分が介護施設に入ったときのことを想定した
資金まで確保できていないことでしょう。
でも今後、自分の介護費用は必ずと言っていいくらい
私たちひとりひとりに必要になってきます。
そういうことも含め
自分の年金についてちゃんと考える時期だと思います。
決して人事じゃないですよ。笑