よく言われることですが
宝くじで大当たりした人は身を滅ぼす、と。
それが若い人でもシニアでも
億単位のお金を一瞬で手にすると
身を滅ぼすと言うんですね。
その理由は
お金を使う目的が曖昧なためです。
いきなり自分が目にしたこともないような大金を
目の前に積み上げられてしまうと
何でも出来るという万能感に満たされるものです。
それで高級輸入車を買い
ファーストクラスで海外旅行に行ったり
毎日贅沢三昧の生活を始めるわけです。
会社なんて辞めて楽しくやろうぜ!!
って感じで後先も考えず・・・
そして10年もしないうちに
億単位のお金はすっかり消えてなくなります。
宝くじ億万長者の多くが
同じ道を辿り短期間で使い切ってしまうんだそうです。
そして浪費癖だけが残る。
もう普通の生活には戻れませんよね。
挙げ句の果てに自己破産とか
シャレにもなりません。
これ、理論的にも証明されているんですよ。
収入の増加に伴い支出も増えていく
これをパーキンソンの法則といいます。
徐々に収入が増えていっても支出は増えていくのに
いきなり桁違いの収入が入ってしまったら
そりゃ支出も桁違いになりますよね。
もうひとつ。
いちど増えた支出は収入が減っても変わらない
これをラチェット効果といいます。
この
パーキンソンの法則とラチェット効果により
多くの宝くじ億万長者は身を滅ぼすんですよ。
一攫千金で得たあぶく銭は
あぶく銭として一瞬で使い切れば問題ありません。
たとえば宝くじで10万円当たったとして
それを家族で旅行して1回で使い切る。
これなら身を滅ぼすこともないでしょう。
でも億単位のお金となると話は違います。
だって一気に使い切れないでしょ?
まあ都内のタワーマンションとか
戸建ての一軒家を買えば使い切れるかもしれませんが
これ結構勇気がいると思いません?
当たった億単位の金を一瞬で使うなんて
普通はしないし出来ないものです。
できるだけ長く遊んで暮らしたいと思うのが普通ですよね。
仮にドリームジャンボ宝くじで3億円当たったとして
毎年3千万円ずつ使っても10年は遊んで暮らせます。
毎年3千万円って、月に250万円使えるわけです。
これってかなりの贅沢な生活だと思いませんか?
それを10年続ければ
いくら贅沢な生活でも普通に思えてきますよ。
で、すべて使い切った時
月収30万円の生活に戻れますかって話です。
これ地獄ですよ。
自分が人生のどん底に落ちてしまったような
負け犬のような気分になるかもしれません。
だって使える金額が250万円から30万円になるんですから。
きっと借金してでも贅沢な生活を
続けようとするんじゃないですか。
こうして宝くじ億万長者は身を滅ぼすわけです。
そういう意味で宝くじで億単位のお金を手にする
というのは、決して質の高い収入ではないってことです。
でも、収入は増やしたいし
出来ることなら遊んで暮らせような収入が良いな、
なんて思うわけでしょ?
じゃあ印税収入はどうですか。
印税収入とは作家が得ている収入ですよね。
作家は過去に書いた作品が売れれば
売れた分だけ収入が入ってきます。
これを印税収入と言います。
で、印税収入は本が売れ続ける限り
延々と収入が入り続けるわけですから
ある意味不労所得だと思われがちですが・・・
これって大きな勘違いですから。
村上春樹みたいな超一流の作家でもない限り
書いた本が長年売れ続けるなんてあり得ません。
私も過去に1冊、本を出版しましたが
初版3000部分の印税が入っただけで
増版にならずそれっきりです。笑
印税で生活しようと思ったら
書いた本が売れなくなる前に次の本を書く。
そうしなければ収入が途絶えてしまうんですよ。
伊坂幸太郎も宮部みゆきも池井戸潤も
みんな次々に新作を出版するでしょ?
これってそういう理由があるんです。
だって伊坂幸太郎が10年前に書いた本が
いまでも多額の印税を生むほど売れているなんて
有り得ないですから。
そういう意味では印税も不労所得なんかではなく
れっきとした労働収入に過ぎないということです。
そして印税収入の怖いところは
書いた本が売れなければいくら書いても
収入にならないところ。
これならサラリーマンの方が良いかも。笑
つまり印税収入なんて
サラリーマンで得る収入よりも質が低いということです。
じゃあ、どんな収入がいちばん良いのか。
私は不動産収入が
もっとも不労所得に近い気がしています。
平たく言えば家賃収入ですね。
自分でアパートとかマンションを所有して
それを賃貸することで家賃を得る。
これなら店子がいる限り
家賃は毎月入ってきますし、
家賃を得るために特別な労働は発生しません。
まさに不労所得ですよね。
まあ不動産の経年劣化に対する修繕や
店子の入れ替え時のリフォームなどの費用は必要ですが。
さらに空き部屋になるとその分の家賃が入らないとか
リスクもありますから完璧な不労所得ではありません。
それにそもそも不動産を所得するためには
それなりの資金が必要になりますから
誰にでも出来ることではありません。
でも、新築の物件なら30年以上は
家賃収入を得ることが可能になることを考えれば
印税よりは確実に質の高い不労所得と言えるでしょう。
そこそこの貯蓄があるならアパート経営はお勧めです。
・・・・・
うん、貯蓄とか無いし
本業の収入だけは足りないから副業を探してるんですよね。
ここまでお読みいただいたならお分かりかと思いますが
副業にしても「収入の質」は選ぶべきです。
副業にもいろいろとありますが
働いた時間に対して収入が発生する労働型は
居酒屋のバイトとか警備員とか有期の事務職とか・・・
これらは正規雇用じゃないだけで
雇用されてあなたの労働を時間売りするものですね。
そういう意味ではサラリーマンと同じ収入の質といえます。
これ、働いた時には働いた分の収入が得られますが
辞めればそれ以降1円も発生しません。
つまり収入を得続ける気なら
常に働き続ける必要があると言うことです。
例えば月に3万円欲しければ
3万円に相当する時間だけ1ヶ月に働けばいいわけです。
ただし何らかの理由、
たとえば風邪を引いたとかケガをしたとか
予期せぬ理由で仕事を休むと収入はその分減ります。
労働がお金に換算されるんですから当たり前ですよね。
でももっと質の高い収入を得たいと思うなら
労働型の副業を選ぶべきではありません。
先ほど不労所得に近いのはアパート経営など
不動産を所有しそれを賃貸することで得られる収入
と説明しましたよね。
しかし不動産を取得するための資金がなければ
不動産収入を得ることは叶いません。
そういう資金的な余裕のない人は
不労所得に近い収入を得ることは出来ないのか。
じつは出来るんです。
もうお分かりですよね。笑
ブログで稼ぐのがその方法です。
読者が困っていて
その困ったをしっかり解決出来る内容のブログなら
読者はどんどん増えていきます。
ご存じの通りアドセンスブログは
読者が増えれば増えるほど収入も増える仕組みですから
有益な記事が増えれば収入も増えていきます。
でもだからといって一時的な流行を追いかけた記事では
その流行が去ってしまった後は誰も見向きもしません。
流行に左右されず、かつ他の人には書けない記事。
そんな記事が書けたなら
あなたのブログは安定して収入を生み続けるようになります。
それから以降はあなたが何をしていようと
その収入は入って来続けます。
これ不労所得ですよね。
ブログで稼ぐ意味とは
こういう不労所得に近い収入を得るためです。
もちろん稼げるようになるまでは
ひたすら記事を書き続ける毎日を送ることになります。
そしてこの間はほとんど収入になりません。
3ヶ月かけて100記事書いた、
でも収入は200円しか入らなかった。
これが労働収入なら恐ろしいほどに非効率ですが
ブログで得られる収入はあなたが創り上げたものの価値が
認められることによって入ってくるものです。
だから稼げる形が整うまでは稼げないんですよ。
しかし稼げる形が整ってしまえば
後は放っておいても収入は入り続けます。
そういう収入を創ろうとしているんですよ。
それをしっかりと理解してください。
そうすれば僅かしか稼げないとか嘆くこともないし
稼げる前に諦めてしまうこともなくなるでしょう。
ブログで稼ぐとはそういうことです。
追伸
よくブログで得られる収入のことを
資産収入という言い方をしますが、
まさに言い得て妙ですね。
ブログが資産になるまでは
それは正当に評価されないため収入も入らない。
でもブログの価値が正当に認められれば
その価値に見合う収入が安定して入り続ける。
ブログが資産になり、見合う収入が入ってくる。
まさに資産収入ですよね。
そんな資産収入を副業で構築出来るって
とんでもなく凄いことなんですよ。
そのすごさが分かればもう勝ったも同然です。
あなたが興味を持って始めたそのブログ、
とんでもない可能性を秘めているということに
早く気付いてくださいね。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。