「アドセンスで稼ぐ人はプラス思考」は真っ赤なウソ!

よく、ポジティブに行こうとか
プラス思考で考える癖をつけようとか
やたらとポジティブ推しの人っていますよね。

私、このプラス思考、サイコーじゃん!
っていうの、凄く苦手なんですよ。

マイナス思考、ネガティブ思考の
何が良くないのか理解できません。

ある人のメルマガで
老人は何かにつけてグチばかり
と書いているのを見かけました。

これを読んで思ったのですが
世の中がここまでデタラメになっているのに
グチのひとつも出ない方がおかしいでしょ。

私もアラ還、老人のひとりとして言いますが
私だって口を開けばグチを言いますよ。

私に言わせれば、
グチのひとつも出てこない若造たちは
世の中のことに興味がないだけでしょ、
と思ってしまいます。

興味がない、興味を持とうとしないから
この世の中を憂う気持ちが理解できない。

きっとそういう人は
自分の興味のあることだけに目を向けて
その場が楽しければそれでいいんでしょうね。

分かりますよ、その考えも。

だって私だって若い頃はそうだったから。

で、年をとってみると
若い頃には目を背けていられたことに
目を背けていられなくなるんです。

もちろんこれは年齢は関係ないことです。

若い人だって世の中のことを熟慮して
自分の出来ることをがんばっている人だって
たくさんいますし、

老人だって臭いものには蓋をするがごとく
世の中のことに目を向けようとしない人もいます。

だからこそ、
老人は何かにつけてグチばかり
と言われることに大きな違和感を感じるんです。

若いとか老人とかは無関係です。

そういうことを言ってしまう人の問題です。

世の中に目を向けると
ポジティブで行こうぜ、とか
プラス思考がいいよね、なんて
行っていられないことに気付くはずです。

ことはそんなに単純ではないんですよ。

プラス思考、ポジティブシンキングを推す人は
物事をプラスかマイナスか、みたいな
極端な形にデフォルメしようとしているんです。

世の中の出来事でプラスかマイナスか
二者択一が出来ることなんて
ほんの僅かしかありません。

コップに水が半分入っている。

これを半分しかないと考えるか
半分もあると考えるかで
その後の行動が変わる、なんていいますが、

そんなの状況によって全然違うでしょ?

ちょっと喉が渇いたな
と思った程度なら、コップに半分水があれば
十分だと思えるでしょう。

でも熱中症で脱水症状になっている人が
コップに半分の水を見て「半分もある」
なんて思えるわけがない。

どう思うか、思考なんて
その人が置かれた状況次第なんですよ。

おそらくプラス思考を推す人たちは
そうすることで何らかの行動を起こさせようと
考えているのでしょう。

そして
出来ない理由ばかり探すのでなく
出来る理由を探しましょう、という。

もうね、ここまで来ると笑っちゃいます。

世の中も、それを構成する人も
そこまでシンプルではないんですよ。

出来ない理由を並べ立てる人に
その考え方やめたほうがいいよ
そんなこと続けても稼げるようにならないから
と言ったところで何も変わりません。

かえって意固地になり
そんなことを言う人に反感を持つだけです。

私なら、出来ない理由を並べ立てる人に
そんな励まし方は絶対にしません。

だって出来ない理由を並べ立てる人にとっては
本当にそれらは「出来ない理由」なんですから。

それを否定しても何も変わりません。

考えてみてください。

出来ない理由を並べ立てる人に
出来る理由を探せと言ったところで
それが出来るならとっくにやってるんですよ。

それが出来る人が上から目線で
出来るよ、出来る理由を探そうよ、
と言ったところでなにひとつ響きません。

その人の状況があって
そこから見た結果、出来ない理由が
たくさん出てくる。

それを否定する権利は誰にもありません。

世の中の出来事から目をそらして
楽しいことだけをやって「ポジティブに行こうぜ」
なんて言っている人は
世の中のことに目を向けて「なんとかせねば」と
憂う人のおかげで楽しくやれている
ということに思い至るべきです。

世の中のすべての人が
プラス思考イェーイ、ってなって
選挙も行かずに盛り上がっていたら
日本国家は崩壊しますよ。

で、そういう人に限って
選挙に行かない理由を聞くと
自分が投票したって何も変わらないから
なんて言っちゃうんですよ。

それこそ究極のネガティブ思考!

嫌なことに目を向けずに
自分はポジティブ思考、なんて言っているのは
はっきり言って「子供かよ」って感じです。

そもそも物事には
プラスもマイナスもありません。

物事は「それがある」と言うだけのこと、
単なる事実に過ぎません。

それに自分の状況を重ねることで
プラスにもマイナスにもなるわけです。

だからマイナス思考の人は
そういう思考過程になってしまう状況がある
というだけのことです。

プラス思考の人とは
置かれている状況が違う
それだけのことです。

自己啓発本を読んで自分を奮い立たせろとか
ワケの分からないことを言う人がいますが
そんなの何の意味もありません。

状況が思考を作る以上、
状況が変わらなければ思考が変わることは
ありません。

それを、状況には一切触れずに
思考だけを変えましょうと言っている人は
誰からも共感されませんよ。

そして状況を変えることが出来るのは
その人だけしかいません。

その状況ならプラス思考になれませんよね、
ということならどうしようもないんですよ。

マイナス思考でいるとこが
稼ぐことにブレーキをかけているのなら
思考を変えるのではなくその状況を変える。

状況を変えるにはどうすれば良いか
それを本人が考えるしかないんですよ。

そしてそれはケースバイケース、
人それぞれに方法が違うんです。

だから軽はずみに
プラス思考になりましょう、みたいなことを
言う人は私は信用しません。

他人にそんなことを言う前に
もっと物事を深く考えろよ、と言いたい。

老人はグチばかり、などと言う前に
アホな若造と思われないために努力しろ
と言いたいです。

人の思考はプラスとマイナスのふたつだけ、
そんなわけないじゃん。
思考は無限のグラデーションがあるものです。

お願いだから
二度とプラスとかマイナスとか
稚拙な物言いはしないでください!

それを理解して
自分の今の状況を受け入れる。

そこからしか
「じゃあどうする?」という思考は
生まれません。

ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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