実は私、学生時代にサークル活動で
サックスを吹いておりました。
もう何十年も前の話ですので
最近はほとんど吹いておりません。
楽器も押し入れの奥に仕舞い込んだまま。
私が最初にサックスを手にしたのは
中学生の時でした。
あるアメリカ映画の主題曲がサックスで
やたらと格好良いな・・・と思いましてね。
で、国産のアルトサックスを
親にねだって買ってもらいました。
目次
独学で始めたサックス
特にブラスバンド部とか
そういうところに入部することもせず
自己流でブヒャブヒャと吹いてたわけです。
吹くのはもちろん、
あのアメリカ映画のテーマ曲ですよ。笑
上手い下手でいえば間違いなく下手です。
そりゃそうですよ、自己流ですから。
それでも音は出るし
なんとなく格好良いな、なんて
自己満足に浸っておりました。
でも映画のテーマ曲だけでは
すぐに飽きてしまい、当然のことながら
他の曲も吹きたるなるわけです。
で、サックスといえばジャズです。
中学生のくせにジャズなんか聴くヤツは
ほとんどいませんでした。
私の友人たちは歌謡曲か
ちょっと粋がったヤツがロックを聴く程度で
ジャズを聴く友人はほぼ皆無でしたね。
でも歌謡曲にもロックにも
サックスは登場しないんですよ。
だからジャズを聴く。
そんな、ちょっと異端児だった私は
そのまま高校生になります。
そして高校の頃、
バンドをやっていた友人から
声をかけられバンドに入ります。
当時はシティポップがはやりだした頃で
曲の中にサックスが少しずつ登場するように
なってきた時代でした。
ジャズも変遷し
ロックやポップスと融合した
フュージョンが徐々に人気を博していました。
いつも独学で一人で吹いていた私にも
漸く活躍の場が出来てきたわけですね。
そして大学に入ったとき
入ったのがジャズ研でした。
そりゃそうです、
サックスはジャズでは花形楽器ですから。
大学時代はひたすらジャズに没頭しました。
暇さえあればジャズを聴き
授業にも出ず部室に入り浸ってました。
私はアルトサックスだったんですが
ジャズではテナーサックスが格好良い
そう思うようになっていったんですね。
で、バイトして
テナーサックスを買うんですが・・・
これがとんでもないことでして。
買ったサックスの音が「でない」
音が出ないんですよ・・・笑
いや、音は出るんです。
出るんですが「思うように出ない」んです。
なんだこれ?って感じです。
いくら吹いても籠もったような音。
なんか音が楽器の中に詰まっていて
外に出てこない感じなんですね。
愕然としました。
当時、50万円近くした楽器ですから
音が出ない、ハイそうですか、残念、
とは行かないわけで。
吹いても吹いてもいい音が出ない。
吹けば吹くほど悲しくなる。
自分が下手くそになった気になってしまう。
もうホント、嫌になってしまいました。
それでも吹き続けたんですね。
そして半年ほどしたある日・・・
いつものように音楽室で
サックスを吹き始めたんですが、
え、なに?
どした?何があった?
えーーーー!
急にすごい音が出たんですよ。
もうカラダと楽器が一体化して
自分の魂が音になって出てくるような。
もうホント、ビックリしました。
その日以来、私のテナーサックスは
いい音で鳴り続けてくれています。
音が出なかったカラクリとは
これ、中学生の時に買った
アルトサックスでは経験しなかったことです。
まあ中学生でしたし
初めてのサックスということもあり
国産のそんなに高くない楽器を
買ったせいでしょうか。
最初からそこそこは鳴るんですよ。
でもそれ以上でもそれ以下でもない。
今でもこのアルトサックスは
買ったときとそんなに変わらない
鳴り方をしています。
でも大学の時に買ったテナーは違いました。
ちょっとがんばって
海外ブランドの「良い」ヤツを買ったんですね。
私は知らなかったんですが
良い楽器って、馴染むのに時間がかかるんです。
楽器と自分の相性っていうんですか、
これが全然合っていない感じ。
それを毎日のように吹くことで
少しずつ互いに寄り添っていく。
このプロセスに時間がかかるんですよ。
特に良い楽器ほどプライドが高く、
ちょっとやそっとでは見向きもしてくれない。
だから毎日のように仲良くしないと
いけないんです。
そしてある日、
自分と楽器の相性がピタッと会った瞬間、
ものすごい共鳴が起きるわけです。
片思いだったのが相思相愛に変わる。
そんな感じでしょうか。
一度こうなると、
もう鳴らないなんてことはなくなります。
いつ吹いても気持ちいいくらいに鳴る。
40年近く経った今でも
私のテナーサックスは
安定した音で鳴ってくれています。
サックスから学んだこと
今回なんでこんな話をしたのか。
これ、アドセンスの教材にも
同じことが言えるんですよ。
あなたもきっと
いくつかの教材を買っていることと
思います。
でもなかなか稼げるようにならない。
で、その教材どうしてます?
途中で実践するのを諦めて
他にもっと簡単で稼げる教材はないか
いろいろと物色してるのでは?
それ、いくら続けても
稼げるようになんてなりませんから。
ちょっと実践してみてダメだから
他の教材を買うが、これもダメで挫折。
じゃあ塾に入ろう、と高額塾に入る。
それでもやっぱり同じ。
なかなか稼げず途中でやめてしまう。
これを繰り返しても稼げませんから。
私もこれを繰り返し、
これまでに200万円は使ってきました。笑
でも稼げなかった。
当然です。
稼げるようになる前に
やめちゃってるんですから。
いいですか。
どの教材だって
そこそこ稼げるノウハウは
書いてある筈なんですよ。
で、どの教材にも共通するのは
結果が出るまでに時間がかかるということ。
稼げるようになるまでは
当たり前ですが稼げません。
それでも稼げるまで続けるんですよ。
そうすれば稼げるようになるんです。
なのに途中で諦めちゃう。
稼げない人はみんなこのパターンです。
ちゃんと実践を続けた人で
稼げなかった人なんていませんから。
稼げる人と稼げない人の違いは
この一点だけです。
他に理由はないです。
稼げる手前でやめちゃうから稼げない。
それだけのことなんですよ。
サックスが吹いても吹いても鳴らない日々。
鳴るようになるまえにやめていたら
私のサックスは今でも鳴らないままでしょう。
鳴るようになるまで吹き続けたから
ものすごい音で鳴るようになったんです。
アドセンス教材も同じです。
稼げるようになるまでは
何が何でも続けるんです。
そうすればいつか必ず稼げます。
その瞬間、稼げなかった日々がウソのように
毎月安定して収入が入るようになります。
そこまでやるかやらないか。
稼げる人と稼げない人の違いはこれだけです。
編集後記
後日談ですが、
大学を卒業して以降、
10年ほどはバンドでときどき吹いていました。
その後はもうほとんど吹いていません。
でもまた最近
ちょっと吹いてみようかな、
と思い始めています。
どうですかね、
何十年ぶりかで吹いたら。
ちゃんと昔のように鳴ってくれますかね・・・
不安半分、期待半分。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。