うちの息子がまだ小さい頃、
近所のスポーツクラブのスイミングに
通っていました。
もうホント、生後半年くらいから通っていたので
泳ぐのが大好きかつ上手い。
水を得た魚という表現を良く使いますが
水の中にいるときの息子はまさに水を得た魚でした。
ところが息子が小学4年生のとき、
急にスイミングをやめたいと言い出したんです。
あんなに泳ぐのが好きで
しかも泳ぐスピードも凄く速いのに
なぜかもうスイミングには通いたくないと。
親としてはせっかくここまで続けてきたんだし
何があったのか知らないけれどやめるなんて勿体ない
そう思うのは自然なことだと思うんです。
で、息子にやめたい理由を聞きました。
返ってきた答えは「つまらないから」と。
え、あんなに泳ぐのが好きだったのに、
水に入っていればいくらでも飽きずに泳いでいた筈なのに。
親としてはてっきり、
息子は泳ぐのが大好きでずっとスイミングを
続けていくと思っていたんですけどね・・・
話をよくよく聞いてみると、
4年生になってスイミングのメニューが変わったのだそうで。
どう変わったのかと言うと、
3年生まではいろいろな泳ぎ方を教えてくれて
その合間に自由時間があったのだそうです。
その自由時間にはプールの中で自由に泳ぎ回って良くて
息子はその時間がこの上なく楽しくて好きだった、と。
それが4年生になったら各種目ごとに
タイムをとるようになり、タイムをよくするための指導に
変わったんだそうです。
より早く泳ぐためのフォームの矯正とかされて
1回のスクールで何本もタイムをとられる。
そして自由時間はなくなったのだと。
息子は泳ぐのは大好きだけれど別に人より早く泳ごうとか
タイムが何秒とか全く興味がないため
毎週のスイミングが面白くない、
だから辞めたい、と。
なるほど、と思いました。
息子は早く泳ごうとか大会に出て勝ちたいとか
そういう人と競い合うことにはなんの興味も無かったんです。
ただただ泳ぐのが楽しくて、
だからプールに入って泳ぐのは
息子にとっては遊びの一環だったんです。
それが4年生になったらいきなり授業みたいになっちゃった。
そりゃ嫌でしょうね、分かる分かる。笑
息子にとって泳ぐことは単なる娯楽であり
アスリートになることには微塵も興味が無かったわけです。
健康維持のためだとか気持ちが良いからという理由で
毎日ジョギングしているのと同じ、
マラソン大会のために走っているんじゃない。
そんなユルいおじさんたちと同じ。笑
ということで息子は小学4年生まで10年間続けた
スイミングスクールを辞めました。
水泳を始めたからって
誰もがアスリートを目指してタイム更新を狙わなきゃいけない
そんなことはないのはみんな分かっているんですが、
なぜか上を目指すことが良いことだと言う
変な既成概念が日本人にはあります。
もうこういう古い概念から卒業しませんか?
優勝することが偉くて2位以下はクズ。
優勝を目指しているアスリートにとってはそうでしょう。
でもそもそも、アスリートなんか目指していない人の方が
圧倒的に多いにも関わらず、考え方はアスリートみたい。
これはネットビジネスでも状況は同じです。
ブログで稼ぎたいんなら
稼げるジャンルでブログを書け
毎日記事を書け、TVなんて見てる暇はないぞ、
忙しくて時間がないなら寝る時間を削れ。
バカなの?
そんな苦役のようなこと、続くわけないじゃん。
あなたがブログで月に30万円とか100万円とか
本業以上の収入を得たいと本気で思っているのなら
そういうやり方はきっと理に叶っているのでしょう。
でもあなたが
月に3万円〜5万円の小遣いが増えたらな、
と軽いノリで考えているのなら絶対に続きませんよ。
本業以上の収入を得るのに必要な方法を
小遣い稼ぎに当てはめること自体に無理があります。
小遣いがちょっとだけ増えたら良いのに、
しかも副業感覚で。
そう思っている人はそれなりの方法を選ぶべきです。
自分の好きなこと、趣味の分野でブログを書く、
毎日記事なんて書かなくても週3記事くらいでOK、
ゆっくりやっていきましょう。
そういうやり方でも十分に稼げますから。
多少時間はかかるかもしれませんが
半年〜1年後には月3万円くらいは稼げています。
でもここで良く考えてみてください。
たとえ1年かかったとしても
その収入が毎月安定して入ってくるなら
悪い話じゃないでしょ?
見たいTVは我慢せずに見てOK
稼げるからって興味の無いジャンルの記事を書く必要なし、
寝る時間を削って体調崩す必要もなし。
だって副業なのだから。
あなたがアスリートを目指すのか楽しみのためにやるのか。
まずそこをはっきりと決めることです。
そうすれば、いらぬ苦労を背負い込む事もなくなります。
楽しんでブログを書く、
それで収入になるということを体験してください。
アスリートを目指すのはそれからでも出来ますから。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。