ブログにアクセスが来始めると
気になるのが検索順位です。
ご存じかもしれませんが
検索順位ってアクセス数に物凄い影響があるんですよ。
2020年の検索順位別クリック率を見てみると
検索1位のクリック率は28.5％なのに対し
2位は15.7％と2倍近い差があります。
3位以下はさらにクリック率が低く11％、
4位以下はひと桁台です。
10位に至っては2.5％に過ぎません。
これって例えば検索1位なら
100人中28人以上の人がクリックするのに対し
10位だと100人中2人しかクリックしないと言うこと。
とんでもなく大きな差です。
また、同じキーワードで検索してきた人が
どの記事を読むのかを調査した結果
上から順に見ていくとの回答が最も多かったそうです。
とてもシンプルですよね。
その結果、
1位表示がダントツでクリックされやすいわけです。
こういうことを書くと多くの人が言います。
そりゃ誰だって1位表示したいに決まってるだろ、
でもどうやって1位表示させれば良いのか分からん、って。
たしかに「こうすれば必ず1位表示される」という
鉄板の方法があるかと言えば、ありませんが
検索順位を上げる方法はいろいろとあるわけです。
大前提として記事がしっかりと読者の知りたいことを
説明出来ていることが必要ですが、その上で
最も効果が高いのはタイトルの見直しです。
よく聞くでしょ、
タイトルにキーワードを左詰めで入れましょう、とか。
で、タイトルの文脈がデタラメになるのを覚悟で
キーワードを無理矢理左詰めで入れ込んだりするわけです。
でもこれ、検索エンジンの対策にはなりますが
読者に読んでもらうという意味では
あまり効果的ではありません。
なぜなら読者は検索結果として表示される記事の
タイトルだけを頼りに読もうかどうしようかを決めるため
タイトルそのものが日本語としてどうよ、みたいな記事は
高い確率でスルーされます。
え、さっきお前は「読者は表示順に上から記事を読む」
と言っていたではないか、あれは嘘か？
そう思っている人もいることでしょう。
通常読者は検索して出てきた記事のタイトルを見て
内容的に特徴が見いだせなければ上から順にクリックして
自分が知りたいことを知ることができるまで
記事を上から順に何記事も読んでいきます。
しかしそれは「タイトルを見て」判断されることは
言うまでもありません。
どの記事のタイトルも似たり寄ったりの場合が多いから
読者は上から順に読んでいくわけであって
特徴があるタイトルがあればそこに目が行くものです。
ですからタイトルがまともな日本語になっていないとか
意味不明にキーワードが左詰めに入っているような記事は
読む価値なしと判断されてスルーされるわけです。
そういうタイトルの記事は結果的にアクセスが集まらないため
時間とともに表示順位が下がっていきます。
Googleの検索エンジンはあなたが思っている以上に賢いです。
以前はタイトルにキーワードを含める程度の
小手先のテクニックでも上位表示は可能でしたが
今は瞬間的に上位表示できてもすぐに順位は下がってしまいます。
タイトルだけでなく記事の内容が適切なものかも見ますし
その記事で知りたいことを知れて満足できたのかどうかも見ます。
その結果として記事の表示順位は決まっていくわけです。
その証拠に検索結果の表示画面を見てみると
必ずしもキーワードが左詰めになっているタイトルが
上位表示されているわけではありませんよね。
良いですか。
ここまでの話はすべて大前提があることを忘れないでくださいね。
大前提とは「記事がちゃんと読者の知りたいことに答えている」こと。
これができていなければ、
そもそも上位表示されることはありません。
その上で、さらに表示順位を上げるにはそうすれば良いのか。
今回は私がよく使う方法をお教えしましょう。
それは・・・
「逆説的タイトル」です。
簡単に言えば、他の記事のタイトルとは逆の訴求をするんですよ。
たとえばライバルの記事タイトルが
「誰にでも簡単にできるダイエット5つのコツ」みたいな、
ダイエットのコツについての記事だとしましょうか。
この場合、読者はダイエットについて
なるべく簡単にできてしっかり痩せられる方法やコツを知りたい
そう思って検索してくるはずです。
概ね検索キーワードは「ダイエット コツ」とか。
タイトルとして並んでくるとすれば、
・お気楽ダイエットを成功させるコツとは？
・最小の努力で最大の効果を上げるダイエットのコツ大公開！
・ダイエットのコツさえ知ればあなたも3ヶ月で目標クリア
なんて感じでしょうか。
こんな感じで記事のタイトルが表示されたら
読者はどの記事に目をとめるでしょうか？
私にはどれも似たり寄ったりにしか見えません。
で、結果的に1位表示の記事から
自分の知りたいことが満足できるまで順番に読んでいくワケですね。
でもこの中に次のようなタイトルの記事があったらどうでしょう。
・ダイエットのコツを信じるな！誰も語らなかった真実とは
・簡単ダイエットのコツの功罪を本音で語る！
どれもこれも「こうすればダイエットできるよ〜」
みたいな記事ばかりの中に混じって
おいおい、そんな記事を信じるのかい？
みたいなスタンスのタイトル。
目を引くに決まってます。
私ならついついクリックしてしまいます、間違いなく。
そして記事の内容にも良いことばかりを前面に押し出すのでなく
ちゃんとマイナスの内容も大きく取り上げておくことは
言うまでもありません。
この逆説的なタイトルの記事が5位表示だったとしても
他とは違う感がある分、クリック率は高くなります。
そして時間とともに表示順位は上がっていくんですよ。
ライバルとは逆のスタンスのタイトルで記事を書くことで
表示順位が高くなくてもクリック率を稼げる。
簡単なのに効果絶大ですから試してみてください。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
