本の出版に学ぶ「売るため」のテクニック、これは使える!

私の友人に、自己啓発本のベストセラー作家がいます。

彼の著書は自己啓発本としては異例のヒットで
なんと40万部以上売れており
いまだに書店に平積みされているのを見かけます。

通常、自己啓発系の書籍の場合
2万部も売れれば大ヒットと言われていますので
40万部という数字はケタ違いのヒットなんですね。

で、彼はコーチングの一環として
自分の本を出版したいという人向けに
出版講座や出版プロデュースも行っています。

実は私も彼のコーチングを受け
過去に本を1冊、出版したことがあります。

もう7年も前の話で
まだ私がネットビジネスを
始める以前のことです。

そのとき、彼から出版業界の「常識」を
聞いたのですが、その話が目からウロコでした。

その話は、
本を売るために出版社なら当たり前のように
やっていることであり、聞いてみれば
なるほどと首を縦に100回も振ってしまう内容です。

 

目次

本を売るために必要なこと

で、なんでいきなりそんな話を?

と思うかもしれませんね。笑

この話、アドセンスにも
思い切り応用できる内容なんですよ。

ということで、聞いてみてください。

では始めますね。

あなたは本を売るためには
何が必要だと思いますか?

誰もが満足する内容?
斬新で個性的な視点で書かれている?
トレンドを先取りした先進性のある内容?

いえいえ、全然違います。笑

本を書く立場で考えれば
いかに他の作家と差別化して
しかも話題を呼ぶような内容にするか
なんて考えちゃいますよね。

でもそれは二次的なものであって
売るためにはもっともっと重要な要素が
あるんですよ。

だって考えてみてください。

あなたが本を買うとき、
何を頼りに買う本を選んでいますか?

好きな作家の新刊が出れば
迷うことなく買うと思いますが
新人作家の本だったらどうします?

その作家がどういう作風で
読んで面白いかどうかも分からない。

すべての読者はそういう状態なんです。

どうします?

新刊は書店の本棚に入る前に
一定期間、本棚の前の台に平積みされます。

これは「こんな新刊が出たよ」ということを
お客さんに分かりやすく知らせるという意味で
多くの書店がやっていますよね。

で、あなたはその本に目を留めます。

平積みされたたくさんの新刊の中で
あなたは何故その本に目を留めたのでしょうか。

本のタイトルとかデザイン、
本に巻かれた帯に書かれた内容・・・
ほぼ間違いなくここでしょう?

つまり、出版社が最優先に考えるのは
並み居るライバルの中で「いかに目立たせるか」です。

だってそうでしょう?

新人作家なんて誰一人知らないんですから。

誰だこの作家?
自分に縁もゆかりもない、
どこの誰かも知らない、内容も分からない。

そんなお客さんに手に取ってもらうには
他の本よりどれだけ目立つか。
これが最も重要なんですよ。

作家の立場にしてみれば
ちゃんと内容を評価して欲しいと思いますよね。

でも、大切なことを忘れていませんか?

本というのは、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
読む前に買うんです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

内容以前に、売れない本は「悪」

本を読んで内容を確認してから買う人なんていません。
あなただってそうでしょう?

だから内容は二の次なんです。

まずはお客さんに手に取ってもらう。

そのためにとにかく目立つデザインとか
お、と思うタイトルを必死で考えるんですよ。

私が以前、本を出版したとき、
私が考えたタイトルを編集者に伝えると
見事に却下されました。

そんなタイトルじゃ売れません、って。

私は自分の書いた内容に沿って
その内容が伝わるようにタイトルを
付けたつもりだったんですが。

実際に付いたタイトルは
私の考えたものは全く違うものになりました。

要はそういうことなんですよ。

出版社にしてみれば
本は売れてナンボです。

売れない本は「悪」以外の何者でもないんです。

次の段階。

新人作家の本に目が留まったあなたは
その本を手に取ります。

そして何をしますか?

はい、目次を見ますよね。
目次を見れば、本のざっくりとした内容は
分かるもんですからね。

目次というのは、各章の見出しを集めたものですから
その見出しが魅力的でないといけません。

目次をざっと見て
面白そうかどうかを判断するのですから
目次にも気を使う必要があるわけです。

さらに次の段階。

目次を確認し、面白そうだと感じたあなたは
次に何をしますか?

まだそのままレジにはいかないでしょう?

何となく目に留まった本を手にしたあなたは
その本をぱらぱらとめくって目次を確認。
そして面白そうかも、と思った。

でもこの作家、聞いたことないな。
どんな作家なんだろう・・・

そして巻末の著者プロフィールを見ますよね。

このプロフィールで
作家がどんな人なのかを確認するんです。

それでようやく安心してレジに行く。

 

アドセンスにも、まんま応用できる

ここまでのプロセスをまとめますね。

本の表紙を見て興味を持つ。
手に取って目次を確認する。
著者プロフィールを確認する。

だから出版社は
表紙や帯、目次、プロフィールに
すごく気を使うんですよ。

お分かりでしょうか。

これってアドセンスにもそのまんま
応用できるって言うことが。

あなたのブログを訪れる人は
知りたいことがあって検索エンジン経由で
あなたのブログにやってきます。

まず最初にやることは
検索結果のページに並んだリストを
俯瞰するわけです。

当然、上から順番に見ていきますが
このとき表示されている記事すべてを
見る人なんていません。

目に留まったタイトルを開いてみる訳ですよね。

そしてあなたのページを開いた読者は
記事の目次を見るわけです。

そして「読むに値する内容か」を判断します。

ここで興味を引けなければ
そのままあなたのブログは閉じられて終わりです。

目次を確認し面白そうだと判断して
初めて読んでもらえるわけです。

だから、
タイトルや見出しって、
ものすごく大事なんですよ。

多くのアドセンス教材で
タイトルや見出しに関して重要視しているのは
こういう理由からなんですね。

どんなに素晴らしい内容の記事を書いたとしても
読んでもらえなければ意味がありません。

それ以前にタイトルが面白くなければ
あなたのページを訪れることさえありませんから。

記事の内容は大事ですよ。

でもそれと同じかそれ以上に
タイトルや見出しって大事なものなんです。

本の出版の場合、
あなたは本を書くことに集中できます。
なぜならタイトルや見出しは編集者が
助けてくれますから。

でもブログの場合は
すべてあなたがする必要があります。

だからタイトルや見出しをどうするか
しっかりと頭を使って考える必要があるんです。

で、もっと言ってしまえば
記事なんて読んでもらえなくても
いいんですよ。

おっと、すごい暴言。笑

アドセンス場合、
読者があなたのページを訪れて
アドセンス広告をクリックしてくれれば
報酬が発生するんですから。

いかに読んでもらうか、よりも
いかに自分のページを訪れてもらうか。

これがすごく大事だということですね。

こう考えてくると
タイトルや見出しの重要性が
よく理解できますよね。

 

編集後記

タイトルや見出しの重要性、
ご理解いただけましたか?

誤解して欲しくないんですが
記事の内容がどうでもいい、
と言っているわけではありませんよ。

記事の内容は、読んでくれた読者が
あなたを信頼するためにとても重要です。

あなたのブログを訪れて記事を読んでみたら
どこにでもあるつまらない内容だった。

この読者はもう二度と
あなたのブログを訪れようと
思いません。

あなたの記事を読んで「面白かった」
と思ってもらえる記事を書く。

これは何にも増して重要です。

ただそれは、
記事を読んでくれた場合のことです。

まずはあなたのブログを訪れてもらい
ちゃんと記事を読んでもらうために
タイトルや見出しを考える。

このプロセスを無視することは出来ません。

タイトルも大事
見出しも大事
記事の内容も大事。

ただ優先順位を間違えると
あなたのブログは
読者の目に留まることさえない。

そうならないために
今回の内容を参考にしていただければ幸いです。

ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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