昨年の12月15日付けでGoogleは
品質評価ガイドラインを更新しました。
品質評価ガイドライン?
なんだそれ?
という人のために簡単に説明すると
Googleは検索エンジンを不定期に更新しています。
この更新は、
検索ユーザーがより快適に検索できるようにするために
不定期に年に数回実施されているものです。
要は検索エンジンがネット上に氾濫する情報を
よりユーザー目線で快適に検索できるようにするため
検索アルゴリズムを更新していると言うことです。
またかよ、いい加減ウンザリだ!
なんて思っている人も多いと思いますが、
自分が検索する立場になってみれば
意図した検索結果がなるべく少ない労力で得られれば
それに越したことはないわけです。
これまでGoogleが記事を評価する基準として
E−A−T というコンセプトを採用していました。
・EはExpertise(専門性)
・AはAuthoritativeness(権威性)
・TはTrust(信頼性)
これらが備わった記事を
Googleは高く評価しますよ、ということです。
ですから稼ぎやすいという理由でジャンル選びをして
他人のブログを情報源にして薄っぺらな記事を書いても
評価なんてされないってことです。
だって記事に書かれた情報は
どう表現を変えたとしてもそこに専門性はないですし
おまけにそのジャンルを語るに足る権威があるわけでもない、
そんなあなたが書いた記事に信頼性があると
評価されるわけない、という話です。
つまり稼げるジャンルで記事を書く必然性が
あなたにない限り、E−A−T の評価基準に照らすと
高い評価は得られないということですね。
だから私は常々
あなたの好きなこと、趣味のジャンルでブログ運営を、
と言い続けているんですよ。
好きなことや趣味なら
あなたはその分野に関して普通の人よりも詳しいでしょう。
はい、専門性クリア。笑
また、その分野を趣味にしていると言うことで
この人の言っていることはいい加減ではないと判断されます。
はい、権威性クリア。
そういう人が書いているブログなら信じるに足るだろう
読者はそのように考えますから、信頼性もクリアです。
ね、趣味のブログなら
あなたは何も努力も苦労もせずにE−A−Tをクリアできて
しまうと言うことなんですよ。
趣味のブログを選んだ段階で
あなたのブログ記事が検索上位表示されるのは
時間の問題なんです。
で、今回のGoogleのアップデートです。
これまでのE−A−TにもうひとつEが加わり
E−E−A−Tというコンセプトになりました。
追加されたEは
・Experience(経験)です。
つまりこれまで記事に求められていた
専門性(E)、権威性(A)、信頼性(T)に加えて
経験(E)も含めて記事を評価します、ということです。
経験?
とハテナマークがいくつも付いた人もいると思います。
特に、稼ぎやすいという理由でブログジャンルを
選んでしまった人たちの多くはハテナだらけでしょう。笑
この「経験」とは例えば、
・自分で使用した経験がある
・実際にその場所に行ったことがある
・何かをしたときの体験談
つまり自分自身の中に「経験」というファクターがないと
これらを記事に含めることは困難ですよね。
キターーー!
と、趣味ブログを運営している人は思ったことでしょう。
だって趣味がテーマですから
書く記事には体験談だらけですよね。
今回のGoogleアップデートもまた
趣味ブログを書く人にとっては追い風になったわけです。
で、Googleさんは重要なことを言っています。
E−A−T と E−E−A−T の違い
E−A−TとE−E−A−Tの大きな違いは
評価基準の重み付けです。
E−A−Tのときはこの3つの評価基準はどれも同等でした。
つまり専門性があって権威性を持った信頼できる記事を
書いてくださいね、そうすれば高く評価しますって。
ところが今回E−E−A−Tになって評価基準に上下関係が加わりました。
4つの基準の中で「信頼性」が一番大事ですよ、
とGoogleさんは明記しています。
つまりどんなに専門性や権威性が高く体験談も豊富でも
信頼性が低い記事は評価しませんということですね。
具体的な例を挙げると
税理士が脱税について詳しく書いた記事とか。
これって専門性も権威性も(恐らく)経験も豊富でしょう。
でも脱税という記事内容そのものは
どう逆立ちしても信頼性が高いとは評価されませんよね。
このように、信頼性に劣る記事は今まで以上に
評価されなくなったということです。
趣味のブログを書いている人には
その趣味がヤバいものでない限り
何も心配する必要はありません。
今まで通りに愚直に記事を更新し続ければ良い。
それが出来ないジャンルの人たちは
何か手立てを考えた方が良さそうです。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。