多くのメルマガで定期的に情報商材がPRされます。
この教材を実践して
たったの1記事で30万円稼ぎました！
なんてやつね。
へぇ、すごいね〜！
と誰もが思うわけですが。
で、その教材を購入して実践しても
たったの1記事で30万円を稼げる人は
ほぼゼロです。
まあ、いたとしても1人とか2人とか
要は「たまたま」稼げちゃった人だけ。
たまたまですから、再現性はありません。
同じことをやっても
稼げる確率はほとんどありません。
にもかかわらず、
教材販売者はこの「たまたま」の実績を
誇らしげに宣伝するわけです。
この教材を実践したAさんは
なんとたったの1記事で30万円稼ぎました！って。
そしてそれを読んだあなたは
すごいなこの教材・・・
よし、私もこの教材で稼げるようになろう！
と購入を決めるわけですね。
で、1記事書いてみてもまったく反応無し。笑
まあ1記事で稼げなくても
すぐに稼げるようになるだろう。
だってこの教材はすごいんだから・・・
そして20記事書いても何も起こらない。
50記事書いても反応はゼロ。
100記事書いても
ウンともスンとも言わない・・・
こんなはずじゃなかった、
教材に欺された！
とお怒りになるんでしょ？
教材は悪くありませんよ。
教材を攻めるのはお門違いというものです。
だって教材販売者はなにひとつ
あなたを欺すようなことは言ってないですよ。
販売者は
この教材で1記事で30万円稼いだ人がいる
という事実を言ったに過ぎません。
この事実は事実ですから
どこにも嘘や偽りはありません。
そういう意味では教材販売者は
正直だといえます。
ただし
教材を購入した多くの人は稼げていない
という事実は「言っていない」んです。
そりゃそうでしょ、
僅かな人しか稼げていません、
大半の人はほとんど稼げていません、
なんて言ったら教材は売れませんもん。
だって販売者は
稼げていない人の存在を詳らかにする義務は
ないんですから。
多くの教材の売り込みページには
Q&Aのコーナーがありますよね。
で、そこでさまざまな疑問に販売者が答える
という形をとっています。
はい、ここでこんな質問を見たことないですか？
「この教材を実践すれば
誰でも稼げるようになりますか？」
その答えは大方、次のようなものです。
「実践者全員が稼げる保証は出来ませんが
教材通りに実践頂くことで多くの方が
結果を出しています」
ここで販売者は実に上手く責任回避してますよね。
実践すれば稼げるという保証はない。
教材通りに実践すれば多くの人が稼げている。
つまり実践しても稼げるとは限らない、
教材通りに実践しても全員が稼げるわけではない、
と「正直に」回答しているんですよ。
ここで重要なのは
多くの人が稼げているという部分です。
多くの人って言われれば
教材通りに実践すれば大半の人は
稼げるようになる、
って思っちゃいませんか？
でもここで販売者は
「多くの人」とは何人かを明言していません。
もしかすると数人かもしれないということです。
複数の人が稼げているんだから
それを「多くの人」と言っても
嘘とは言えないわけです。
お分かりでしょうか。
あなたは「多くの人」と聞いて
購入者の大部分の人だと想像します。
でも販売者は全体のほんの僅かでも
稼げる人がいるならそれを「多くの人」と
表現しているかもしれないということです。
あなたの思う「多くの人」と
販売者のいう「多くの人」は
大きな乖離があるということですね。
で、Q&Aには
実践者のうち上手くいかなかった人の割合が
どのくらいか、といった質問はありません。
このことをちゃんと理解してくださいね。
販売者は教材を売るために必死です。
ですから「良いこと」しか言いませんから。
自分にとって不都合なことは
一切言わないし書かない。
言わなければ嘘をついたことになりませんから。
多くの人はここが分かっていないんですよ。
そこを理解せずに実践するあなたが悪いんです。
誤解して欲しくないんですが
アドセンスブログの教材が稼げない
と言っているワケではありません。
市販されているすべての教材とまでは言いませんが
ほとんどの教材は稼ぐために必要なノウハウを
しっかりと教えていますから
愚直に実践しさえすれば稼げます。
ただ、販売者の言っているような、短期間で
すごい実績が出せることを過大に期待するのは
考えものということです。
たったの1記事で30万円稼ぐことを期待するなら
ほぼ間違いなくその期待は裏切られます。
そもそもその部分に惹かれる時点で
あなたはアドセンスを舐めています。
はっきり言いますがアドセンスって
そんなに甘いものではないですから。
多くの人が教材を購入し
宣伝文句のような派手な結果を期待します。
そしてほとんどの人は自分の結果に失望し
やがてアドセンスそのものをやめてしまう。
アドセンスはとても簡単ではありますが
途轍もない辛抱が必要なビジネスモデルです。
一般的にはコツコツと記事を積み上げていくことで
半年後とか1年後に漸く稼げるようになる。
遅い人だと2年も3年もかかります。
そこまでしっかりと愚直に実践すれば
間違いなく稼げるのがアドセンスです。
でも大半の人は派手な結果を期待して実戦を始めて
3ヶ月経っても鳴かず飛ばず・・・
こんなはずじゃなかった・・・
と、実践しなくなってしまうんです。
だから稼げないんです。
稼げるまで粛々と実践し続ける人だけが
稼げるのがアドセンスですよ。
それが出来ない人は
はっきり言ってアドセンスは向いていません。
結果がいつ出るか。
これは人によって大きく違います。
販売者のPRするように
たったの1記事で大化けする人もいれば
3年続けても稼げない人もいる。
だから何だというのですか。
3年続けても稼げないなら
4年続ければ良いじゃないですか。
それでもダメならもっと続ければ良いじゃないですか。
だって副業でしょ？
本業で生活できているんですから
副業として愚直にコツコツ取り組めば良いんですよ。
そうやって結果が出るまで続けた人だけが
アドセンスで稼げるようになっています。
難しくはありません。
でも恐ろしいほどに根気のいる作業です。
いつ結果が出るか分からないからこそ
続けられるジャンルに特化したブログにする。
途中で記事を書くのが苦痛になるようなジャンルを
選んでしまうと、間違いなく挫折します。
だからあなたが選ぶべきジャンルは
あなたの好きなことや趣味にすべきなんですよ。
好きなことなら続けられるでしょ？
私が常日頃から
趣味ブログをお勧めしているのは
こうした理由があるからです。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
