私には息子がいます。
もう成人しサラリーマンとして
毎日がんばって働いていますが
そんな息子がまだ小さい頃に
近所のスイミングスクールに通っていました。
ベビースイミングで生後数ヶ月から
毎週のように水と親しんでいたため、
小学校の低学年の段階で
すでに泳ぎの達人になっていました。
目次
泳ぎが大好きな息子がある日突然・・・
とにかく泳ぐのが好きで
放っておいたらいつまでも
泳ぎ続けていました。
泳ぎが上手く、しかも速い。
スイミングスクールでは
年齢が進むにつれて徐々に
楽しい水泳から競技水泳へと
カリキュラムがシフトしていきます。
すると、息子にある変化が起きました。
あんなに好きだったスイミングスクールに
行きたがらなくなったんです。
そして挙げ句の果てに
スイミングスクールを辞めたい
と言い出しました。
水泳を辞めたい理由とは
親としては戸惑いましたよ。
だってあんなに泳ぐのが好きで
しかもあんなに速く泳げるのに
もうスイミングスクールには
行きたくないって・・・
本人いわく、
ぼくは他の人よりも
速く泳ぎたいんじゃない、と。
息子は水の中で楽しく泳ぐのが好きで
自分の好きなように好きなだけ
いつまでも泳いでいたいだけなんだと。
それなのにスクールでは
50m泳ぐのに何秒だとか
さっきよりタイムが良くなったとか
そういうことに全く興味がない、と。
誰かに勝っても負けても
そんなことに何も興味がない、
だから競技水泳は面白くない。
だから辞めたい、と。
そう言われてみるとうちの息子、
昔から闘争心というものが
驚くほどありませんでした。
他と比べてどうこうと言うことに
全く反応しない子でした。
そんな息子に
他の子よりも速く泳げとか
さっきのタイムを上回れとか言っても
そこにはモチベーションの欠片すらない。
結局息子はスイミングを辞めました。
彼は他の子と比べても
泳ぎが上手かったしタイムも速かった。
だから親としては
そのまま続けて欲しい、という思いは
確かにありました。
ありましたが
本人がやる気になれないことを
続けろと言っても無理でしょう。
その後も息子は
競争とは無縁の生き方を貫いています。
今働いている会社も競争社会とは
あまり縁のない不思議な会社ですが
本人には妙に合っているようです。
アドセンスを諦める理由
自分がその気になれないことは
続けることは出来ない。
これは息子に限らず誰にでも言えること。
それを長く続けられるのは
好きだから、やりたいことだからです。
何の興味もないことや
やりたくもないことをやるというのは
どんなに強靱な意志を持っている人でも
容易いことではありません。
アドセンスを始めてはみたけれど
途中で挫折して辞めていく人は
十中八九このパターンです。
このジャンルはアクセスを集めやすいから、
このジャンルなら稼ぎやすいから、と
トレンドブログやごちゃ混ぜブログを
やる人はたくさんいます。
それを薦める教材もたくさんあります。
それらの教材には
誰でも簡単確実に稼げる、
という触れ込みが付いています。
このこと自体に嘘はありません。
トレンドブログやごちゃ混ぜブログは
手法さえ間違えなければ
誰でも必ず稼げるようになります。
ただし、教材には書かれていない
重要なポイントがあるんです。
それは、
稼げるようになるまで続ければ、
という但し書きです。
いいですか。
あなたは毎日、最新のトレンドを
さまざまな媒体から探して
それを記事にするということが
好きですか?
まあ、やったことがないなら
好き嫌いは分かりませんよね。
聞き方を変えますね。
最新トレンドを探して記事にする
ということに興味がありますか?
私はこういうことに
欠片ほども興味がありません。
だから、稼げるからトレンドブログ
と言われて始めてみたけれど
続けることが出来なかったです。
トレンドブログだろうと
ごちゃ混ぜブログだろうと
稼げるようになるまで続けなければ
稼げないのは同じです。
だからアドセンスは
100記事、200記事と記事を書き続ける。
それが出来るかどうかが
稼げるかどうかの唯一のポイントなんです。
稼げるまで記事を投稿し続けられる。
これさえ出来れば
稼げない人なんてひとりもいません。
それが分かっていながら
そこまで続けられずに多くの人が
アドセンスを諦めていきます。
理由は「続けられない」から。
興味のないことを続ける苦しさ
興味のないことを延々と続けるって
あなたが思っている以上に苦痛を伴います。
あなたには出来ますか?
出来るなら
トレンドブログでもごちゃ混ぜブログでも
やれば良いと思います。
ごちゃ混ぜブログやトレンドブログで
しっかりと稼ぐための良い教材も
いろいろと出ていますから。
にもかかわらず稼げずに辞めていくのは
如何に興味のないことを続けるのが
苦しいことかの証左と言えます。
結局その苦行を耐えることの出来る人だけが
アドセンスで稼ぐことが出来る。
そんなわけないじゃないですか。
興味のないジャンルを選ぶから
そういう目に遭うだけの話です。
だったら興味のあるジャンルで
ブログを運営すれば良いじゃないですか。
あなたの趣味や好きなことを
ブログのジャンルとして選ぶ。
そうすれば記事を書き続けることは
辛いことでも何でもないですよね。
だから私は趣味のブログをお勧めしています。
あなたの趣味をブログにするなら
書くこと自体が楽しい作業になる上に、
自分の知識で記事が書ける。
トレンドブログやごちゃ混ぜブログは
記事を書くたびにさまざまな下調べをして
書かなければならない。
この違い、雲泥の差ですよね。
ラクに記事を書けて、しかも楽しい趣味ブログ。
しんどい思いをして興味のない記事を書き続ける
トレンド、ごちゃ混ぜブログ。
あなたはどっちを選びますか?
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
編集後記
今に始まったことではありませんが
世の中、勝つことが善であり美である
みたいな風潮がありますよね。
がんばって人一倍努力して
そして人よりも抜きん出て勝つ。
すごいね、あの人。
やっぱがんばった人は違うよねー。
みたいな。
私は昔からこの風潮はおかしいと
ずっとずっと思っていました。
だって、
がんばった人とがんばらなかった人
どちらも同じじゃないんでしょうか。
がんばるのが向いている人と
がんばるのが苦手な人がいるんですよ。
がんばるのが苦手な人は
がんばった人が持て囃されるたびに
自分を卑下する思いに苛まれます。
そんな必要はこれっぽっちも無いのに。
がんばって続けたことと
がんばれずに諦めたこと。
どちらも価値は同じ筈だと思いませんか。
がんばったことで得られるものはありますが
がんばったが故に失ったものもあるはずです。
がんばったことで、誰かが傷ついた
そんなこともあったかもしれません。
逆にがんばらなかったことで
得られたものもあるんですよ、確実に。
にもかかわらず
今の世の中、がんばって何かを成し遂げた人ばかりが
チヤホヤされる・・・
これ、絶対におかしいと私は思います。
息子は人と競い合うのが苦手で
あんなに好きだった水泳が嫌になり辞めました。
ああ残念、続けていれば
有名な選手になれたかもしれないのに・・・
そんな風に思う人もいるでしょう。
でも息子はまったく意に介していません。
むしろ他人と競い合わなくて良くなった
そのことを純粋に喜んでいました。
これもひとつの選択であり、
続けたことと同じくらい
貴重な何かを学べたのではないか。
私はそんな風に思うんです。
単なる親バカ・・・ですか?
編集後記−2
そんな息子ですが、
子供の頃から今までずっと続けている
ことがあります。
それはTVゲーム。笑
端で見ていて、
よく飽きもせず続くよなぁ、と思います。
結局は自分の好きなことは
いつまでも続けられる。
そんな当たり前のことを
みんなどうして理解できないんでしょう。
稼げようが稼げまいが
自分の趣味なら飽きることはないですよね。
だから、アドセンスで稼ぐなら
絶対に趣味ブログがお勧めなんです。