楽しくない仕事はするな!仕事は楽しくなければ続けることが出来ないから

今回は楽しくない仕事は絶対に選ぶべきではない
ということを確認したいと思います。

最近の20代〜30代の人が
会社を辞める理由って何がいちばん多いか知っていますか?

まあ、今回の記事のタイトルを見れば
答えが書いてあるようなものですが、それでも
しばらくお付き合いください。

 

目次

新入社員が会社を辞める理由

よくブラック企業で働いている人は
人として扱ってもらえない職場環境に嫌気が差して
会社を辞めるケースが多いようです。

でも実際は超優良大手企業に就職していながら
それでも多くの人が辞めています。

え、それって優良企業でも内実はブラックだからじゃないの?

いえいえ、給料も悪くないし残業だって少ないし
残業したのに残業代が支払われないようなこともないし
土日もちゃんと休めるし、飲み会を断っても嫌みは言われないし
職場環境も決して悪いわけじゃない。

それなのに辞める人が少なくないんです。

職場としては理想に近い環境が整っているにも関わらず
それでも入社して数年経つと辞めていく。

辞めていった人に理由を聞いてみるとほとんどの人が
ここで仕事を続けていても面白くないし
自分が成長できると思えないから、と答えます。

そして企業としてはまだまだ不安定だし
給料も決して良くないベンチャー企業に転職したり
自分で事業を興したりしています。

ベンチャー企業とか自分で事業を興すっていうのは
はっきり言って甘い世界じゃありません。

事業が軌道に乗るまでは残業も多くなるでしょうし
土日だって出勤することが多いでしょう。
特に事業を興した場合、ほとんどが赤字からのスタートです。

こういう人たちはなぜ、将来が約束されていて
プライベートのための時間も確保できる環境を捨ててまで
わざわざ厳しい世界に飛び込んでいくのでしょうか?

その理由を聞いてみると
キツくてもやっていて楽しいから、と。

私はこの話を聞いて「な〜るほど」と腹落ちしました。

自分も昔、まだ若い頃には毎日遅くまで残業していました。
忙しい時期には土日も出勤するなんて珍しくありませんでした。

当時はそれでも、不思議と仕事を辞めようとは思いませんでした。

その理由は仕事が楽しかったから。

毎日睡眠時間はわずかだし土日もどちらかは出勤。
上司から怒鳴られながらも、自分が仕事の大部分を
任されていたせいかすごく楽しかったんですよ。

いわゆるやりがいってヤツ?

うまくいかず、何度もやり直して夜遅くなっても
それを苦に思わなかったのは、
それが自分のやりたい仕事だったからなんですね。

ところが最近の職場では
仕事が完全にマニュアル化されていて
自分の裁量がとても少ないんだそうです。

だから「言われたことをただただやる」だけ。

それじゃいくら大企業でも面白くないですよね。

どんなに整った環境でも、どんなに給料が良くても
その仕事が面白くなければ人は続けることが出来ません。

逆に、あえて良くない環境を選んだとしても
そこに仕事の面白みとかやりがいがあれば
人はそれを続けていくことが出来るんです。

 

これって副業に取り組む際も同じこと

これって、
あなたがやろうとしている副業にも当てはまることです。

よく「儲かることをしろ」「稼ぐこと以外考えるな」
なんて言う人がいますが、そんなこと無理な相談です。

そういう人たちは口をそろえて
「儲かれば楽しくなるんだから」といいます。

それって本当でしょうか。

確かに全然儲からない状況がいつまでも続けば
それは面白くないことは確かです。

だから儲けること、稼ぐことを無視しろとは言いません。

しかし儲かること、稼げることなら
仕事の内容がどんなものであっても良いのかというと
決してそんなことはありません。

自分でやっていて楽しいこと。

楽しいから続くんですよね。
楽しいから多少キツくても乗り越えられるんですよね。

楽しいから長く続けられるんですよね。

でも、どんなに楽に稼げたとしても
それが全然楽しくない作業の連続だとしたら
長く続けることはとても困難ですよ。

だから私は儲かれば何でも良いという考えには
どうしても賛成できません。

最近の新入社員たちが立派な大企業に就職したにも関わらず
そのポジションをいとも簡単に投げ出してしまう
その背景には「楽しくない」という理由がある、と説明しました。

最近の若いヤツと来たら根性ねぇな・・・

なんて言っているオッサン、
おまえの目は節穴かよ?

そうじゃないですからね。

彼らにとって、これまで頑張ってきた結果として入った会社を
辞めるということは、それこそ一生を左右する一大事です。

にもかかわらず辞めるんです。

根性がないからではありません。
そこまでしても「面白くない仕事はしたくない」んですよ。

どんなに立派な大企業だとしても
そこでする仕事が面白くないなら、興味が持てないものなら
自分の人生を賭けてでも辞めたくなるということ。

お分かりでしょうか。

あなたは副業で収入アップを目論んでいる。
その最大の目的は「儲かること」「稼ぐこと」でしょう。
だからといってその作業が面白くなければ
1年後には必ず辞めていると断言できます。

ですから、儲かれば何でも良いとか稼ぐこと以外は考えるな
なんて言うアドバイスを盲目的に信じてはいけません。

何でも良いわけないんですよ。

あなたが副業に取り組むにあたり
好きなこと、楽しめること。

そこのところは忘れずにチェックしてください。

そこに疑問点があったり違和感が残る場合は
それに手を出すべきではありません。

ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

編集後記

新入社員が辞めていく。

この現象は最近特に増えているらしいです。
与えられた仕事が面白くない、自分が成長できそうな要素がない。

こういう仕事のことをアメリカでは
ブルシット・ジョブと言います。

これは2018年にアメリカの人類学者デヴィッド・グレーバーにより
提唱されたもので「クソどうでもいい仕事」を指します。

クソどうでもいい仕事とは

「正当化しがたいほど完璧に無意味で不必要で有害でもある仕事」

と定義され、偉い人の取り巻きや上司の腰巾着、他人の尻拭い、
書類ばかり作らされる人、自分は何もせず部下に仕事を割り振る人など
を指すのだそうです。

これはアメリカの職場環境を反映したものですが
日本でも当てはまるものは多々あります。

上司の言うことを何も疑わずハイハイと聞き、
その仕事をそのまま部下にスルーする課長とか、
仕事上の失敗に対し責任を取ろうとしない上司とか。

こうしたクソどうでもいい仕事というのは
私が新入社員の頃からありました。

どうでもいい雑用ばかりやらされて
新人は雑用から覚えればいいんだ、頑張っていればそのうち
俺みたいになれるから、って。

なりたくねぇよ、おまえみたいなんか!

と心の中で思った上司もいましたっけ。笑

もしも雑用仕事で高い給料が貰えるとして
それをこの先何年間も続けるのが楽しいと思える人は
いるのでしょうか。

仕事って結果も大事ですが
そのプロセスを無視しては成り立たない、ということですね。

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