比叡山延暦寺を車で観光する駐車場やアクセス方法、観光ルートの紹介

比叡山延暦寺の根本中堂 観光

比叡山延暦寺は世界遺産登録の有名な天台宗の総本山ですが、比叡山の山中に点在するお寺を観光目的で参拝するには、車で駐車場があるルートを巡るのがおすすめの方法です。

車や電車でのアクセス方法や観光ルートで頂ける御朱印の種類について紹介します。

2020年はコロナウィルスの影響で国内外からの参拝客が減っていますが、地元京都や滋賀の方はじっくりと拝観できるまたとないチャンスです!

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比叡山延暦寺の概要

比叡山延暦寺は比叡山の山中の境内に点在する東塔(とうどう)西塔(さいとう)横川(よかわ)の三塔があり、それぞれに本堂(堂塔)がある、100程の堂宇の総称です。
延暦寺と呼ぶお寺はありませんが、延暦寺の中心となっている総本堂が、東塔内の根本中堂です。

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比叡山延暦寺を車で観光する駐車場

延暦寺を観光で参拝するには、車、タクシー、観光タクシー、観光バス、比叡山内のシャトルバス等の車で巡る方法とケーブル終点から徒歩で巡る方法がありますが、山中に点在するお寺を効率的に巡るには自家用車が一番です。

東塔、西塔、横川の三塔の入り口付近には十分な駐車場が設けられていますので、安心して車を駐車する事が出来ます。

三塔内の堂宇を巡るには、極力移動時間を減らしじっくりと拝観して下さい。

比叡山延暦寺を車や電車で観光するアクセス方法

比叡山延暦寺は京都と滋賀の境にある山に点在していますので、どちらからでもアクセス可能です。

車でのアクセス方法

京都からは、白川通りから京都市と大津市を結ぶ下鴨大津線(通称山中越え)の比叡平から比叡山ドライブウェイに入る方法。

大津からは、近江神宮沿いの下鴨大津線(通称山中越え)や湖西バイパスから比叡平、比叡山ドライブウェイに入る方法。

大津市仰木町から奥比叡ドライブウェイに入る方法があります。

京都や大津からは東塔、大津市仰木町からは横川が最初に拝観できる堂塔になります。

電車でのアクセス方法

京都からは、叡山ケーブル・ロープウェイを利用するコース
叡山電車、出町柳駅→叡山電車 八瀬比叡山口駅→ケーブル八瀬駅→ケーブル比叡駅→ロープ比叡駅→比叡山頂駅→バス停留所比叡山頂→比叡山内シャトルバス→三塔

滋賀、大津からは、(JR湖西線 比叡山坂本駅)か(京阪石坂線 坂本比叡山口)→江若バス ケーブル坂本線か徒歩→ケーブル坂本駅(比叡山高校横)→ケーブル延暦寺駅→徒歩→東塔→比叡山内シャトルバス→西塔、横川

大津市坂本は延暦寺の里坊として多くの僧侶が住まわれ、ケーブルは延暦寺に通勤される僧侶や職員の方も利用されています。
ケーブルの駅から東塔まで徒歩で15分程度、ヒールの靴でも参拝できます。

ケーブル延暦寺駅からのびわ湖の眺望

ケーブルの延暦寺駅からは、びわ湖の眺望が楽しめます。
滋賀県の南部から湖東地域までの一帯が見通せます。

又、延暦寺駅の駅員さんが餌付けしてくれた野鳥がいて、手のひらに餌を置き、口笛を吹くと、どこからとも無く現れ、餌をついばみます。
感激のシャッターチャンスです。

比叡山延暦寺の観光ルート

比叡山延暦寺は概要で紹介した三塔からなる堂宇の総称ですが、三塔内に沢山のお堂があります。
三塔別に代表的なお堂や御朱印の種類を紹介します。

東塔(とうどう)の代表的なお堂

東塔は最澄が延暦寺を開いた場所で本堂にあたる根本中堂を中心に三塔の中で最も多いお堂が点在する区域です。
東塔には国宝の根本中堂や阿弥陀堂がありケーブルの駅や駐車場から一番近く、観光の中心でもあります。

延暦寺の総本堂 根本中堂

延暦寺の総本堂、根本中堂
根本中堂は本尊に薬師如来をお祀りする国宝に指定された延暦寺の総本堂です。
現在の建物は織田信長の延暦寺焼き討ちで消失した後に、徳川三代将軍家光の時代に再建されたお堂です。

屋根や建物の劣化が激しくなり、2016年から10年がかりの予定で国宝根本中堂大改修が行われています。
拝観は出来ますが、屋根や壁全面は大規模に工事用仮設素屋根や壁に覆われ、根本中堂の全体像を見る事は出来ませんが、内部の改修状況や通常は見ることが出来ない様な位置から部分的に観覧が出来るチャンスでもあります。

根本中堂周辺は秋の紅葉が美しく赤い紅葉と歴史的建造物がマッチしてなお一層、引き立ててくれます。

大講堂

大講堂
根本中堂の南にある大講堂は本尊に大日如来をお祀りし左右に若い頃に比叡山で修行をした日蓮や道元、栄西や円珍、法然や親鸞、良忍や真盛、一遍など後に宗派を開いた僧侶の木像が祀られています。
国の重要文化財でもある高僧の肖像画も見る事が出来ます。

文殊楼(もんじゅろう)

文殊楼
根本中堂の東側、石段を登った所に有る文殊楼は延暦寺の山門に当たります。

阿弥陀堂

阿弥陀堂
阿弥陀堂は根本中堂の南西で少し離れた位置に有ります。
本尊に阿弥陀如来をお祀りし、昭和12年に檀家信徒の先祖回向の道場として建てられました。

法華総持院東塔

法華総持院東塔
阿弥陀堂に隣接して昭和55年に再建されました。
最澄が全国に建てた6つの宝塔の中心になったのが東塔で、本尊に五智如来が祀られています。

東塔内のその他のお堂や会館

東塔内には法華総持院東塔の南側に潅頂堂、大講堂の近くに戒壇院や鐘楼、万拝堂と一隅会館や平和の祈り記念碑、大黒堂や大書院があり、根本中堂の西側に国宝殿、東側に延暦寺会館や正覚院不動、北側に蓮如堂や法然堂などと多数のお堂が点在しています。

東塔内お堂の御朱印の種類

御朱印
東塔内のお堂では各お堂ご本尊の御朱印を頂く事が出来ます。
また、仏様の縁日にのみ授与される紺紙金泥の縁日特別御朱印も頂く事が出来ます。

各お堂の御朱印

  • 根本中堂 御朱印:薬師如来
  • 大講堂 御朱印:大日如来
  • 阿弥陀堂 御朱印:阿弥陀如来
  • 法華総持院東塔 御朱印:五智如来
  • 文殊楼 御朱印:文殊菩薩
  • 万拝堂と一隅会館 御朱印:千手観音
  • 大黒堂 御朱印:三面大黒天
  • 正覚院不動 御朱印:正覚院不動

東塔内お堂の縁日特別御朱印の種類

  • 縁日:8日 根本中堂 特別御朱印:薬師如来
  • 縁日:15日 阿弥陀堂 特別御朱印:阿弥陀如来
  • 縁日:17日 万拝堂 特別御朱印:千手観音
  • 縁日:25日 文殊楼 特別御朱印:文殊菩薩
  • 縁日:28日 大講堂 特別御朱印:大日如来
  • 縁日:28日 法華総持院東塔 特別御朱印:五智如来
  • 縁日:28日 正覚院不動 特別御朱印:正覚院不動
  • 縁日:毎月子の日 大黒堂 特別御朱印:三面大黒天

西塔(さいとう))の代表的なお堂

西塔は釈迦堂を本堂とする第2世天台座主 円澄が開いた区域で、東塔から北へ約1kmの位置にあり、徒歩での移動も可能です。

釈迦堂(転法輪堂)

釈迦堂
西塔の本堂に当たる転法輪堂はご本尊に釈迦如来をお祀りされている事から、釈迦堂と親しまれています。
豊臣秀吉が大津市の三井寺の園城寺の金堂を移築したお堂で、延暦寺内で最も古い建築物と言われています。

にない堂(常行堂・法華堂)

にない堂
にない堂は釈迦堂の南にあり、常行堂、法華堂の左右同じ形のお堂を渡り廊下で繋がれた修行のお堂です。
画像の左側が常行堂でご本尊に阿弥陀如来がお祀りされ、右側が法華堂、ご本尊に普賢菩薩がお祀りされています。
にない堂とは、弁慶が渡り廊下を担ったとの伝えから呼ばれる様になったと言われています。
外からの写真は撮れますが、内部の拝観は出来ません。

西塔内のその他のお堂や会館

西塔と東塔の境に近い場所に伝教大師最澄の御廟が安置された浄土院があります。
にない堂の南に椿堂、釈迦堂の西側に鐘楼、東側に居士林研修道場があります。

居士林研修道場は一般の方の研修や修行体験が出来、座禅修行や写経修行、食事作法や法話を聞く体験が出来ますが、現在(2020年)は、台風の被害により中止になっています。

修行体験は延暦寺会館に問い合わせれば、別の場所での体験情報が得られます。

西塔内お堂の御朱印の種類

西塔内のお堂では釈迦堂にて御朱印が頂けます。

  • 釈迦堂 御朱印:釈迦如来
  • 縁日:30日 釈迦堂 特別御朱印:釈迦如来

横川(よかわ)の代表的なお堂

横川は横川中堂を本堂とする第3世天台座主 円仁が開いた区域で、東塔から車で奥比叡ドライブウェイを北の仰木方面を約15分かかります。
徒歩では東海自然歩道を1時間半以上かかります。ハイカー向きで観光目的では厳しい道程です。

徒歩では登山やハイキングなど山歩きに慣れた人のみ楽しめます。
最近は山ガールも多く、車では味わえない修行道の貴重な経験も楽しめます。

横川中堂

横川中堂
横川の本堂が横川中堂です。
駐車場から舗装道を徒歩で5分、竜ヶ池と呼ぶ池を過ぎると右側頭上、石垣の上に朱塗りの舞台造りのお堂が見えます。
石段を登った本堂にはご本尊に聖観音菩薩がお祀りされています。

四季講堂(元三大師堂)

元三大師堂
横川中堂から山林の砂利道を登る事約10分、左側にあるのが四季講堂(元三大師堂)です。
元三大師堂は慈恵大師(良源)の住居跡と言われています。

元三慈恵大師良源がおみくじを考え出したと言われ、おみくじの発祥の地と言われています。

恵心堂

恵心堂
元三大師堂から坂道を登る事約10分、右側にあるのが恵心堂です。
恵心僧都源信の旧跡とされ、ご本尊に阿弥陀如来がお祀りされています。
源信は法然上人の浄土宗や親鸞聖人の浄土真宗の基礎となる日本浄土教を築いた僧侶で、恵心堂に籠もり念仏を唱えたと言われています。

横川のその他のお堂や会館

横川中堂の北側に根本如法塔、恵心堂と元三大師堂の間に鐘楼、元三大師堂から更に奥に進んだ所に比叡山行院があります。
比叡山行院は修行僧の学びの場でもあります。修行僧の宿舎にもなっており、最近は女性の僧侶志願者が増え、宿舎に女性用のトイレを設けるなどの改修も行われています。

横川内お堂の御朱印の種類

横川内のお堂では、横川中堂と元三大師堂で御朱印が頂けます。

  • 横川中堂 御朱印:聖観音
  • 元三大師堂 御朱印:元三大師
  • 縁日:18日 横川中堂 特別御朱印:聖観音

比叡山延暦寺の認められた修行僧だけが行える千日回峯行

比叡山延暦寺は殆んどの仏教の開祖が若い時代に修行を積んだ修行の山で、今でも認められた修行僧だけが行える千日回峯行などの厳しい修行が行われています。

7年に及ぶ千日回峯行が終わりさらに5年間の篭山(山ごもり)の行を終え、満行すると北嶺大行満阿闍梨の称号が与えられます。
大行満阿闍梨の称号を持つ僧侶は戦後75年で14人しかおられません。
生きた不動明王として衆生を救済する「他利行」となります。

浄土真宗の開祖、親鸞聖人が若い頃に修行を積んだ大乗院で修行を積み、無動寺明王堂で堂入りと呼ばれる7日間の断食・断水で10万枚の護摩木を焚く大護摩供を行った光永圓道満阿闍梨が有名です。
光永圓道満阿闍梨の後に釜堀浩元さんが満阿闍梨に成られています。

親鸞聖人が修行を積んだ大乗院

親鸞聖人の碑
大乗院はケーブル延暦寺駅から東塔方面とは反対方向南側の石の鳥居を潜って、登山道を徒歩で15分程度坂本方面に下ります。
かなり急勾配の箇所もあり、ヒールや小さい子供連れ、ベビーカーでの参拝は困難です。
とは言え、高齢で杖を突きながらの熱心な信者さんも数多く参拝されています。

観光客の多い根本中堂とは違い、静粛の中での光永圓道阿闍梨のお話や小僧さんとのふれ合い、俗世界とかけ離れた別世界の貴重な体験を経験できます。
自らの修行と悟り険しい登山道での参拝を体験してみてはどうでしょうか!

大乗院のあるエリアには、明王堂、辯天堂、建立院等が点在しています。
大乗院横の登山道を下れば、坂本に降りられます。
若い修行僧の小僧さんが、坂本の比叡山高校に通う通学路でもあります。

比叡山延暦寺周辺の観光おすすめスポット

比叡山ドライブウェイからの大津市内の眺望

比叡山ドライブウェイ

周辺の観光は比叡山ドライブウェイ、奥比叡ドライブウェイなど、車による観光がメインになります。
奥比叡ドライブウェイの紅葉
比叡山ドライブウェイからのびわ湖の眺望、紅葉や新緑、奥比叡ドライブウェイの新緑や紅葉のもみじのトンネルは見ごたえあります。
野生のサルの集団に出会う事もあります。

観光シーズンには観光バスも多く、曲がりくねった道路でのわき見運転には注意して下さい。
京都市内、大津市内どちらも20分程度で降りる事ができ、市内観光も楽しめます。

比叡山山頂遊園地

比叡山延暦寺からドライブウェイを更に昇った頂上に山頂展望台と遊園地があり、家族連れやカップルのドライブコースになっています。
山頂展望台からは京都市内から大阪方面、大津市内から草津方面が一望できます。
戦国時代から眺望の要であった事が想像できます。

比叡山延暦寺焼き討ちの真実?

比叡山延暦寺の焼き討ちは、織田信長が延暦寺との領地問題のこじれから明智光秀らの家来に命令して行った悲惨な歴史的事件と言えます。

戦国時代であっても、比叡山山頂展望台付近は京都市内を眼下に、御所の動きや遠くは淀や山崎付近まで望めますし、大津を眼下に、瀬田や関ケ原の山が見えます。
東塔付近からは湖東や安土、彦根方面の動きも早く察知しやすい場所でもあります。

織田信長は天下統一のために比叡山を自分の領地にしたかったのでは無いでしょうか?
その意向にそぐわなかった延暦寺に腹を立て、比叡山延暦寺の焼き討ちに至ったのではと、推測したくなる程、山頂展望台付近は見晴らしの良い、眺望が開けた地点なのです。

門前町坂本

坂本日吉大社の紅葉
比叡山延暦寺のケーブル出発地点で里坊の多い坂本は穴太衆積みと呼ぶ石積みの町並みが印象的で日吉大社境内の紅葉や伝統ある手打ちそばがおすすめです。

旧竹林院
旧竹林院は延暦寺の中でも格式の高い里坊に当たります。

旧竹林院の庭園
旧竹林院の庭園は、八王子山を借景とした国指定の名庭園です。
茶室と四阿(あずまや)は大津市の指定文化財になっています。

滋賀院門跡では、ご本尊の薬師如来の縁日:8日に薬師如来の特別御朱印が頂けます。
滋賀院門跡には、滋賀院庭園や蹴鞠(けまり)の庭、二階書院の庭園などがあり、縁側から鑑賞できるようになっています。

まとめ

比叡山延暦寺を観光目的で参拝する駐車場、車や電車でのアクセス方法や観光ルートで頂ける御朱印の種類や周辺の観光おすすめスポットについて紹介しました。

私(ビワライフ)は仕事の関係上、大乗院から横川最深部にある比叡山行院まで何度も訪れていますので、いろんな事を紹介したく長文になってしまいました。

とは言え、三塔のお堂については詳しく紹介しきれません。
おそらく、各お堂をゆっくりと拝観すれば、1日では巡りきれないと思います。
地元であれば何度でも訪れて伝統ある世界遺産を堪能して下さい。
この記事が地元再発見のきっかけになれば幸いです。

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